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米経済不透明感、FRB議長は?
2020/07/27(月)17:00:00

森 宗一郎 7/27(月) 日経CNBC 「朝エクスプレス」
為替電話レポート内容


・先週金曜日からの為替相場振り返り。
 欧州復興基金の合意を受けたユーロを中心としたドル売りの流れがあるなか、連休中に米中双方が領事館の閉鎖を発表したことから、リスクオフ的な地合いがジワリと台頭しました。また、米国内の感染者数拡大が止まらず、当局対応が進んでいないことや、経済データでは新規失業保険申請件数の増加、欧米のPMI数値に差が出たことでドル売りの地合いが強まり、ユーロなど対ドルでのドル売りが強まりました。その動きに、ドル円は、期待していたドル買い興味が少なかったことから、ドル買い思惑のポジション調整の売りも入ったことで、ドル円は106円を割り込んで一時105.68まで下落しました。

・今週の為替相場を占う注目ポイント
全世界的な感染者拡大からの経済への影響でしょう。各国中央銀行・政府からの積極的な支援、規制解除に伴う経済活動再開に伴う期待感からの株式市場の上昇も、現実的な感染者数拡大に加え、労働市場の回復見通しの雲行きが怪しくなってきています。その意味では、今週開催のFOMCにおいてはFRB議長が記者会見で現状の米経済に対する危機感をどのように表現するのかが気になります。今週発表される米経済データも、最悪期からの比較という点のため、今月の数値を反映した来月発表の数値を警戒して市場も反応は薄いかもしれません。
 また、先週から過熱してきた米中の対立も警戒すべきでしょう。香港対応から始まり、南シナ海へと地政学リスクが高まり、イギリスも追随していることから、典型的なリスクオフを警戒して、投資家は円買い・スイス買いの動きを加速する可能性があります。その場合は、クロス円からの圧力が高まるかもしれません。




・その他注目通貨は?
豪ドルです。経済活動再開や、中国経済の景気回復という追い風も、国内感染者数拡大に加え、米中対立からの影響から豪州経済への影響が懸念されてきています。RBAはマイナス金利など追加的な措置は検討していませんが、仮に緩和的な措置を意識するであろう労働市場の変化があれば、これまでサポートしてきた材料が後退しますので、当局筋からのコメントに注意しておきたいと思います。


※ご注意
本内容は2020年7月27日(月)に日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートにて放映された原稿内容で、情報提供のみを目的としています。

本記事及び番組の内容は、放映当日の出演者(森 宗一郎)の個人的な見解であり、その情報の正確性、完全性及び信頼性については、明示されていると否とに関わらず、それらを保証するものではありません。また、今後の見通しについての結果を一切保証するものではありません。

情報・分析・予測などを使用することによる、直接または間接のいかなる種類の損失に対しても、当社および当社の役職員は、その責を負いません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いいたします。

※動画及び音声の著作権は日経CNBCに帰属するため、当サイトでのご提供はございません。ご覧になりたい方は、日経チャンネルマーケッツ「朝エクスプレス」でご視聴ください。また、当内容について、予告なく掲載を取り下げることがあります。
※無断転載・コピーを禁止します。




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