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米雇用統計への期待は減少?
2020/06/29(月)15:00:00

森 宗一郎 5/25(月) 日経CNBC 「朝エクスプレス」
為替電話レポート内容


・先週金曜日からの為替相場振り返り。
 最悪期から見れば回復している米経済指標はあるとはいえ、市場では米国内のウィルス感染者数の拡大懸念が高まり、リスクオフ目線のドル買いが優勢となりました。また、月末要因のロンドンフィキシングによるドル買い需要も後押ししたようです。ただ、香港情勢に絡んだ米中対立が警戒され、ドル買いは続かず107円台前半でのもみあいに戻りました。他の通貨では、イギリス側は期限延長をしないことを表明していることのよる英・EUの自由貿易協定交渉の不透明感からEURGBPが堅調に推移し、ユーロがサポートされ、イギリスポンドは下値を模索する展開となりました。

・今週の為替相場を占う注目ポイント
週末をはさんでコロナ感染者拡大、香港情勢、貿易交渉話題が継続されるなか、今週発表される米経済指標への見方に変化が出てくるかもしれません。7/2に発表される米雇用統計は前回数値を受けて期待感が高まっているものの、市場関係者の予想にもかなりの幅があり、前回数値の反動減という見方もあります。こういった中、先週のテキサス・カリフォルニア州のような措置が他の州にも広がれば、今後の雇用回復にも疑問符が付くかもしれません。
また、米中対立話題もコロナ目線と絡んで企業においてディカブリングの動きが出てくれば、中国依存が高い銘柄・通貨への影響が警戒されます。
そのばあい、リスクオフによるドル堅調地合いが多かったのですが、各企業も社債を発行して資金調達をするなど対応が進み、各国中央銀行のファシリティー利用減少傾向もありますので、リスクオフ=ドル買いの動きもこれまでより限定的になるかもしれませんので、円買い圧力が多少強まるかもしれません。



・その他注目通貨は?
イギリスポンドでしょうか。今月中旬にイギリス側は2020年末期限を延長しないことを表明しました。また、週末にジョンソン首相はオーストラリア方式、つまりWTO方式による貿易協定の用意があると表明しました。これまでのいくつかの英閣僚はEU交渉には前向きのスタンスでしたから、英首相自身が方針転換した格好になっています。英国内のコロナ感染者話題もさることながら、今週発表される英EUのPMI数値に温度差が出てくれば、英経済への不透明感から、ポンドへの圧力が高まるかもしれません。


※ご注意
本内容は2020年6月29日(月)に日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートにて放映された原稿内容で、情報提供のみを目的としています。

本記事及び番組の内容は、放映当日の出演者(森 宗一郎)の個人的な見解であり、その情報の正確性、完全性及び信頼性については、明示されていると否とに関わらず、それらを保証するものではありません。また、今後の見通しについての結果を一切保証するものではありません。

情報・分析・予測などを使用することによる、直接または間接のいかなる種類の損失に対しても、当社および当社の役職員は、その責を負いません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いいたします。

※動画及び音声の著作権は日経CNBCに帰属するため、当サイトでのご提供はございません。ご覧になりたい方は、日経チャンネルマーケッツ「朝エクスプレス」でご視聴ください。また、当内容について、予告なく掲載を取り下げることがあります。
※無断転載・コピーを禁止します。




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