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米中対立の中、英・EUにも注目
2020/05/25(月)13:00:00

森 宗一郎 5/25(月) 日経CNBC 「朝エクスプレス」
為替電話レポート内容


・先週金曜日からの為替相場振り返り。
 全人代が開催され、香港安全法導入話題から、一時リスクオフ的な動きも最近のリスクオフは、ドル買い・円買いになっており、107円台は維持された格好になりました。その後、米政権の中国企業に対する規制話題から、米中対立という政治的なリスク話題が意識され、一時はリスクオフ的な動きのあった株式市場もコロナ解除後を期待したリスクオン的な買戻しが入るなか、オセアニア通貨・欧州通貨での対ドルでの失速を背景としたクロス円売り圧力ありながらも、ドル円は107円台でのもみ合いとなりました。

・今週の為替相場を占う注目ポイント
欧米での規制一部解除後の期待感ありますが、解除=経済正常化と単純にみられないと思います。消費者マインドの変化次第では、旅行・耐久財などサービス、購買意欲に変化が出てくるでしょう。ただ、これらは中期的な視点となりますので、どの程度のリスクオン回復になるかは、来月以降の経済データを待った方が得策かもしれません。
一方、目先の話題としては米中対立です。香港情勢の緊迫化に加え、米政権の中国企業に対する規制強化、さらには今回のコロナ発生源としての各国からの説明責任要求もあり、中国依存度が高い銘柄・資産に対するリスクが意識される可能性があります。今週いっぱい、全人代が開催されることから、地政学上リスク含めてヘッドラインに左右される展開となりそうです。


・その他注目通貨は?
イギリスポンドでしょうか。先週、英政府はEUに対して、包括自由貿易協定(CFTA),漁業協定など12の草案を公表しました。6月末を延長申請期限とする交渉に向けて、たたき台を出したわけですが、EUとの溝は深いです。また、BOEはマイナス金利の導入に関して否定的ではないことや、イギリス各地からのロックダウン解除戦略が出たものの、英経済の回復への不透明感もあります。どれもイギリスポンドにとっては重しとなる印象がありますので、注意が必要かなと思います。

※ご注意
本内容は2020年5月25日(月)に日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートにて放映された原稿内容で、情報提供のみを目的としています。

本記事及び番組の内容は、放映当日の出演者(森 宗一郎)の個人的な見解であり、その情報の正確性、完全性及び信頼性については、明示されていると否とに関わらず、それらを保証するものではありません。また、今後の見通しについての結果を一切保証するものではありません。

情報・分析・予測などを使用することによる、直接または間接のいかなる種類の損失に対しても、当社および当社の役職員は、その責を負いません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いいたします。

※動画及び音声の著作権は日経CNBCに帰属するため、当サイトでのご提供はございません。ご覧になりたい方は、日経チャンネルマーケッツ「朝エクスプレス」でご視聴ください。また、当内容について、予告なく掲載を取り下げることがあります。
※無断転載・コピーを禁止します。




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