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米中交渉は新たなステップ突入へ、トルコの利下げ幅拡大に警戒
2020/01/16(木)15:31:34

【アジア市場サマリー】
アジアタイムは小動き。米中通商協議において新味のある話題は
提供されず、取りあえず目先のイベント通過といった様子で取引
は低調だった。ドル円は109.86-98円と上下15bpと極端に狭
いレンジでもみ合いが継続した。クロス円も小動き。ユーロ円は
122.60円、ポンド円は143.30円、豪ドル円は76.00円を中心
として振動する程度だった。

他市場も動意が鈍く、日経平均株価は前日終値を挟んで上下動し
たほか、アジアの主要な株式市場も取引は活性しなかった。


【本日の主要イベント】

南アフリカ準備銀行(SARB)、政策金利発表(予想:6.50%で据え置き)

16:00 12月 独消費者物価指数(CPI)改定値(予想:前月比0.5%/前年比1.5%)
20:00 トルコ中銀、政策金利発表(予想:11.50%に引き下げ)
21:30 ECB理事会議事要旨(12月11日−12日分)
22:30 01月 米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想:3.8)
22:30 12月 米輸入物価指数(予想:前月比0.3%)
22:30 12月 米小売売上高(予想:前月比0.3%/自動車を除く前月比0.5%)
22:30 米新規失業保険申請件数
24:00 11月 米企業在庫(予想:前月比▲0.1%)
24:00 01月 全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数(予想:75)
翌3:00 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、講演
翌6:00 11月 対米証券投資動向

※各指標予想値は、経済指標カレンダーを参照してください。


【イブニングコメント】
米中通商協議の第1段階調印式は終了したが新味な話題は聞か
れず、やや拍子抜け。調印式を米中通商協議の休戦調停と見るか、
新たな交渉開始の号砲と見るかで判断が分かれるが、昨日からの
投資家動向を踏まえると好感されたと言うには躊躇される感じ
だ。

かといって、これまでの米中交渉が破談にならず次のステップへ
移行した点で安堵感は十分広がっており、リスク回避ムードが強
まる雰囲気もない。要するに投資家は新たな材料待ちの状態で、
本日のECB理事会議事要旨、米小売売上高、米フィラデルフィ
ア連銀製造業景気指数が次の方向性を示唆するきっかけとなる
か注視したい。

とはいえ、米FRBは今年いっぱい金利を据え置く姿勢を示して
おり、本日の指標結果だけで当局の姿勢変更を織り込むのは早計
であり、指標の強弱に振幅ながらも値幅は出にくいだろう。米指
標よりは、ラガルド新体制となったばかりの12月分のECB理事
会議事要旨が公表されるユーロの方が市場を動意付かせるかも
しれない。

特に、対スイスフランでのユーロ安が進んでおり、テクニカル的
な節目である1.0629(2017年2月安値)を割れてくるようだ
と、ユーロ全面安の展開となる危険はある。とはいえ、17日には
10-12月期中国GDPの発表も控えており、様子見ムードから抜け出せ
ない可能性も考えられる。また、トルコ中銀が政策金利を発表する。
昨日までは50bp引き下げ(12.00%→11.50%)予想が優勢だったが、
足もとでは11.00%を見通すエコノミストが増えており、想定以上に
引き下げ幅が広がる懸念はあるため留意したい。
(執筆日時2020/01/16 15:30)


【EUR/CHF 週足】

縦軸:1.0800-1.2000(間隔0.0400)
(出所;UHチャート)




前後の記事
 中国10-12月期GDP、ポジティブな結果でリスクオン継続か? 2020/01/17(金)06:00:34
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