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期待後退で円買い戻し優勢、人民元相場がドライブ要因に
2020/01/15(水)15:46:32

【アジア市場サマリー】
アジアタイムは足もとのリスク選好ムードが僅かに後退した。ム
ニューシン米財務長官が「中国製品への関税は第2段階合意まで
継続」と述べたほか、米商務省が中国通信大手の華為技術への販
売規制強化に乗り出す方針との話題が手掛かりとなった。

ドル円は軟調な株式市場に上値を抑制されて109.83円前後まで
低下した。他通貨でも円は強含みで、ユーロ円は122.21円レベ
ル、豪ドル円は75.71円レベル、カナダドル円は84.07円レベ
ルまでそれぞれ低下した。

一方、ここしばらく底堅い動きを続けていた人民元も失速。オフ
ショア人民元は対ドルで6.9033付近、対円で15.88付近まで人
民元安が下げた。


【本日の主要イベント】

米中貿易協議の「第1段階合意」の署名式

16:45 12月 仏消費者物価指数(CPI)改定値(予想:前月比0.4%/前年比1.4%)
17:40 サンダース英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
18:30 12月 英CPI(予想:前月比0.2%/前年比1.5%)
18:30 12月 英PPI(食品とエネルギーを除くコア指数、予想:前年比1.0%)
19:00 11月 ユーロ圏鉱工業生産(予想:前月比0.3%/前年比▲1.1%)
20:00 11月 南アフリカ小売売上高(予想:前年同月比1.5%)
22:30 12月 米卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.2%/前年比1.3%)
22:30 1月 米ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:3.6)
翌0:30 ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
翌1:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
翌1:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、講演
翌2:00 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
翌4:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)


※各指標予想値は、経済指標カレンダーを参照してください。


【イブニングコメント】

米中ヘッドライン、米企業決算、英物価指標、米NY連銀製造業
景気指数を眺めながら、投資家のリスクセンチメントがどちらに
傾くかがポイント。米中が第1段階合意へこぎつけたことは評価
されるが、投資家は第1段階合意で世界的需要が持ち直すのか、
それとも第2段階協議が難航し世界経済が二番底を試しに行く
のか今後の様々なイベントを通じて確認しようとしている。

その手始めとして、今晩の米中の第1段階の合意内容の詳細、米
景況感が着目される。米中の第2段階協議も長期化が予想され、
今晩の話題だけで超長期の流れが決まるわけではないが、恐らく
短期的な方向性へのヒントにはなるだろう。景気回復期待が後退
するようなら、足もとのリスク選好の流れが巻き戻され円買い戻
しが強まる。

逆に、期待感がつながれば多少ファンダメンタルズが弱くても円
安進行が期待される。また、人民元の動向も注視。直近の流れを
振り返れば、米中協議の話題でもっとも影響を受けやすいのは人
民元であるため、人民元の値幅が広がる危険はある。人民元高に
振れた場合は対ドルで6.8130付近を突破できるかが注目され、
人民元安となった場合、昨年9月2日高値(7.1924)からの下
げ幅の38.2%戻しとなる6.9891で人民元がサポートされるか
がポイントになるか。(執筆日時2020/01/15 15:33)


【USD/CNH 日足】

縦軸:6.8000-7.2000(間隔0.2000)
テクニカル-ボリンジャーバンド(21)、フィボナッチリトレースメント
(出所;UHチャート)




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