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方向感が見いだせず、新たな要人発言待ちか?
2019/05/16(木)16:00:00

【アジア市場サマリー】
東京時間のドル円は109.40円を挟んでの小動きとなった。早朝は昨日NY時間の水準を維持していたものの、日本株式市場開場を前にドル円はじわじわと上値を切り下げる動きとなった。日経平均株価は小幅安で寄付き、その後も冴えない値動きとなったことでドル円の下落が継続。仲値付近ではドル買いに傾く場面もあったが上値は限定的となった。12時前には109.50円付近まで切り替えしたが、朝方の高値には届かず失速するとその後は109.40円台で膠着状態となった。

【今晩のイベント】
21:30 米 4月 住宅着工件数
21:30 米 4月 建設許可件数
21:30 米 前週分 新規失業保険申請件数
21:30 米 5月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数

【イブニングコメント】
昨日のドル円は、米小売売上高など米経済指標に冴えない結果が並んだことで米長期金利が低下しドル円も軟調な展開となり一時14日安値付近である109.16円付近まで下押しした。その後トランプ大統領が自動車関税を巡る判断を最大6ヶ月先送りする方針である、との報道を受け市場心理が上向いたことで、NYダウ平均株価がプラス圏へ浮上しドル円も株価の上昇に合わせる格好で反発し109.70円手前まで上昇した。ただやはり109円台後半での上値は重い様子で、上値を伸ばし切れずNYクローズを迎えることとなった。その一方で米中通商問題への不透明感や米経済指標の悪化などを受けた下押しも109円割れの水準を伺うことなく反発しており、下値も堅い印象を受ける。目先は上下どちらにも身動きの取りづらい状況であると考えられ、米中通商問題に対する要人発言などの材料がない限りドル円は方向感のない値動きが続いていくこととなりそうだ。本日は住宅着工件数やフィラデルフィア連銀景気指数などの米経済指標の発表が予定されているが、米中通商問題に意識が向いていることから市場の注目度は通常よりも低そうで、市場予想から大きな乖離がなければ反応があったとしても一時的なものとなりそうだ。テクニカル的に昨日の上昇は週足一目均衡表・基準線で頭を抑えられる格好となった。その上の109.80円には今週高値が位置しており、戻り売り圧力は相応に強いだろう。そうした水準をしっかりと超えない限り110円を超えての上伸には期待が持ちづらそうだ。一方で下値は、日足で見ると週初から徐々に切り上げている状況。下落をしても昨日安値近辺で踏みとどまる場合、109円割れの水準をストップロスとして打診的な買いも一考だろう。
【ドル円 日足】

縦軸:108.00-112.50円(0.9円間隔) 執筆時のレート:109.436円
テクニカル指標:一目均衡表、21日・200日移動平均線





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