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FOMC後にドル円は108円台へ低下、さらなるドル安進行には新規材料必要
2019/01/31(木)06:10:02

【海外時間の流れ】
海外時間の為替相場は米FOMC後にドル安が加速。FF金利の誘導目標を
2.25-2.50%で据え置いた米FOMCでは、声明文から「さらなる漸進的な利
上げ」の文言が削除されたほか、バランスシート正常化への柔軟姿勢が示され
るなど、引き締めサイクルの休止が示唆された。

ドル円は、パウエルFRB議長の「利上げの論拠が弱まった」との発言も後押し
となり108.83円レベルまで下落した。ただ、ダウ平均株価が一時500ドル
超上昇したこともあり、ドル円の下値は限定された。また、ユーロドルは
1.1499レベル、ポンドドルは1.3142レベルまでレンジ上限を広げた。


【本日の主要イベント】

米中通商協議

08:50 日 12月 鉱工業生産・速報値
08:50 日 対外対内証券売買契約等の状況
09:01 英 1月 GFK消費者信頼感調査
09:30 豪 10-12月期 四半期輸入物価指数
10:00 中 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
11:30 新 10-12月期 四半期失業率
16:00 独 12月 小売売上高指数
16:00 英 1月 ネーションワイド住宅価格
16:45 仏 1月 消費者物価指数(CPI、速報値)
19:00 欧 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
21:00 南ア 12月 貿易収支
22:30 米 10-12月期 四半期雇用コスト指数
22:30 加 11月 月次国内総生産(GDP)
22:30 米 新規失業保険申請件数
23:45 米 1月 シカゴ購買部協会景気指数
翌0:00 米 11月 新築住宅販売

〇米政府機関の一部閉鎖により、指標発表の日時は流動的となっています。


【本日のポイント】
注目された米FOMCでは引き締めサイクルの停止が示唆され、ドル売りが優勢
となっている。金利先物市場をもとに算出される今年の利上げ織り込み度は、年
後半で10%台へ低下。市場の年内利上げ期待がほぼ消滅した形になっており、
ドルは上値の重さが意識されやすいと言える。

しかし、米経済は減速兆候が見られるとは言え他地域と比較すれば堅調で、一方
的にドル安が進むとは考えにくい。今後も米金利の調整が続きドルを圧迫する
可能性はあるが、他の主要国との金利差を踏まえればドル安の流れは自ずと限
界がある。もしドル安が進むとするなら、米中貿易協議や米債務上限問題を巡る
ネガティブな話題が必要だろう。

本日も昨日に続き米中通商協議が行われる。米中協議は、前述したようにドル安
誘発の材料ともなるため、この話題についてのヘッドラインには注意したい。協
議の行方次第では、米FOMC後に広がったリスク選好ムードを断ち切る可能性
もある。




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