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ドル円は再び107円台へ…パウエル議長の発言に要警戒!
2019/01/10(木)16:20:00

【アジア市場サマリー】
東京時間のドル円は軟調な展開。早朝は108.20円付近での膠着状態が続いていたものの、日経平均株価が150円程度の安寄りとなり、その後下げ幅を300円超まで拡大したことが嫌気されドル円はじわじわと売りに押される展開となった。仲値付近でもドル売りは継続し、時間外の米長期金利の低下も重石となりドル円は108.00円を下抜け107.80円台まで弱含んだ。その後は特段の材料のない中107.80-108.00円付近で膠着状態が続いており、市場は本日NY時間に行われるパウエルFRB議長会見を控えて様子見姿勢を強めている様子だ。

【今晩のイベント】
21:30 欧 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 米 前週分 新規失業保険申請件数
02:00 米 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

【イブニングコメント】
昨日はFRB高官から相次いで利上げに対する慎重な姿勢が示されたことによりドル売りが強まり、108円台後半から108.00円付近まで足早に下落をした。その後の反発は弱く108.50円に頭を抑えられる格好で上値を切り下げており、本日は108円台を割り込むなど下値拡大への不安が残る。他方、米株式市場では昨日のFRB高官の発言を好感し上昇しているものの、当の米ドルについては金利先高感が後退していること、依然として米国政府機関閉鎖が続いていることなども不安要因でドル買いには傾きにくい状況と考えられる。株式市場が好調だとしてもリスクオン的なドル買いは盛り上がりにくそうで、やはりドル円の頭の重さは払拭しにくそうだ。本日はパウエルFRB議長の講演が予定されており、昨日のFRB高官のハト派的姿勢を考えると本日の発言でも利上げに対する慎重な姿勢が示される可能性があり警戒は怠れない。もし利上げに対するハト派的な意見が示される場合ドル円は4日安値である107.50円付近を目指す動きとなってもおかしくはないだろう。
テクニカル的には極短期的な下値目処であった日足一目均衡表・転換線を昨日終値で下回っており、急落からの反発局面は一旦終了したものと推測される。転換線は本日から切下がりを見せており、本日も終値で線上を維持できないと今後は同線に沿って上値を切り下げる動きになりやすいものと考える。4日安値を下抜ける場合は大台の107円維持ができるかどうかに注目が集まりそうだ。一方で上値は昨日に引き続き急落後の反発でつけた高値水準である109.07円付近が意識されよう。もし上抜けたとしても日足・基準線が上値を阻むものと考える。
【ドル円 日足】

縦軸:105.00-117.50(2.5円間隔) 執筆時のレート:107.856円
テクニカル指標:一目均衡表、21日移動平均線





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